勝毎ビジネス -KACHIMAI BUSINESS-

北海道十勝の企業情報サイト「勝毎ビジネス」

勝毎ビジネスは地元経済の専門サイトとして、ローカルな企業情報を提供します。十勝には、商工業にかかわる1万6000余の事業所があります。その中には全国、世界へ飛躍する企業も存在し、基幹産業である農業の発展とともに注目されています。人口減少という地域課題を抱えているものの、豊かな自然に恵まれた大地を背景に、さらなる発展の可能性を秘めた十勝。U・I・Jターンを誘発し、地域がより豊かになることを目指し、積極的に情報を発信します。

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東洋農機株式会社

農業王国の発展に寄与 農業機械メーカーのけん引役

 1909年、開拓時代の帯広で「山田農機具製作所」として畜力用農機具の製作を始めた。 戦後の農機具会社の再編を経て、100年以上の歴史を持つ。十勝や北海道農業の発展と共に歩み、道内に5営業所、サービスセンターは本社含め管内4カ所に配置している。 畑作用大型作業機械を中心に27種類約160型式の製品を自社開発し、出荷額は道内資本の農業機械メーカーとしてはトップ。ポテトハーベスタなどジャガイモの大型収穫機は累計出荷台数約5000台、日本一のシェアを誇る。近年は、本州や海外での機械開発にも業務を広げ、「農業者のパートナー」として飛躍し続ける。

十勝の社長に聞くTop Interview
十勝の社長に聞く

Vol.1 企業理念「アグリパートナー」への思い

Vol.1 企業理念「アグリパ…



 顧客の意見を聞いて製品に反映し、顧客の声で育てられた企業だと思っている。もともと社是で「自分を向上させ誠(まこと)の人となる事」「礼儀正しく仲良くする事」と掲げている。それを地域の顧客に例え、農業者のよきパートナーとして貢献することを目指し、「アグリパートナー」と表現した。 

十勝農業で果たした役割
 (2015年産の管内農産物のJA取扱高は概算で3233億円だったのに対し)、10年ほど約2500億円で出荷額が止まっていた。畜産はよかったが、畑作は伸び悩んでいた。しかし今年は、天候やTPP(環太平洋連携協定)を控えた補助金も含め、表面的にお金が動いている。十勝の農産物の品質を求める顧客も増えてきた。高能率・高品質の機械を提供する絶好のチャンスだととらえている。

変わり行く農業への対応
 十勝から、南は九州・鹿児島まで市場を持っている。流通を含め、収穫から商品になるまでの流れを手助けできないか、日ごろから模索している。

Vol2. 自社製品の強み

Vol2. 自社製品の強み



 品質のよい作物を安定して市場に供給する手助けをしている。そのため、人間が制御できるもの、機械で制御できるもの、またコンピュータで制御できるものを組み合わせた農業機械を提供している。気象条件による作業ロスを減らしたり、ある程度の悪条件でも収穫ができるような工夫もしている。
 現在は、省人化と高能力化に力を注いでいる。私たちの製品は「多品種少量生産」。例えばポテトハーベスタTOP-1(ジャガイモ収穫機)において、今年は年間100台を製造するが、地域や土壌に応じて仕様が違う。顧客が求める要素をオプションとして取り入れ、オリジナルの製品として出荷している。

今後の製品開発の方向性
 農作業事故が多い中、安全を考えて農業機械の自動化や無人化に取り組まなくてはいけない。現在そのノウハウを蓄積しているところだ。人手を減らすためではなく、安全のため、すべての作業をコントロールできるような無人化を目指す。
また今後、農作業環境そのものを提案したい。農家戸数が減少し、後継者もいなく就労人口が減っている中、能率よく、誰でも安全に使うことができる機械を開発していきたい。

Vol3. 営業戦略とサービス対応

Vol3. 営業戦略とサービス…



 営業所は増やさないが、より細やかなサービスができるように、サービスマンを増員したり教育に力を注いでいる。サービスマンは機械を適切に診断する能力が必要。顧客の農業機械が来期、適切な状態で動くよう見積もり、農繁期に機械が突然壊れて農作業の妨げにならないように、農閑期の冬に価格を下げてメンテナンスするよう促している。
 道内の営業所の人員を本社に集めて研修も行っている。多能化することで、ローテーションを組んで業務にあたっている。

人材確保と人材育成
 人材確保が大変な時期はあるが、従業員の平均年齢は37歳。毎年新しい人も入り、製造業としては平均より若い。従業員にはさまざまな分野の職務を経験してもらう。組み立てや機械工場を経験してからサービスマン、サービスマンから営業に配属することも。幅広く技術を習得しなくては顧客と対応できないからだ。

太田耕二(おおた・こうじ)

太田耕二(おおた・こうじ)1958年1月27日、芽室町生まれ。東洋農機株式会社代表取締役社長。芽室小、芽室中、帯広北高校、日本大学経済学部卒。大学卒業後、81年に東洋農機に入社。2015年4月から現職。北海道機械工業会理事、北海道溶接協会理事、同帯広支部副支部長、北海道農業機械工業会理事などを務める。

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企業情報Information
企業情報

法人名 東洋農機株式会社
トウヨウノウキ
創業 1909年(明治42年)
代表者 代表取締役社長 太田 耕二
業種 農業機械生産販売
資本金 1億8000万円
従業員数 159人
所在地 〒080-2462
帯広市西22条北1丁目2番5号
TEL 0155-37-3191
FAX 0155-37-5399
WEB
年商 2016年1月期 30億1000万円
2015年1月期 28億9000万円
2014年1月期 30億8000万円
2013年1月期 26億9000万円
2012年1月期 26億2000万円
代表取締役会長 山田 政功
代表取締役社長 太田 耕二
常務取締役執行役員 大橋 敏伸
常務取締役執行役員 光澤 英雄
取締役相談役 渡邉 純夫
監査役 安部 仁英
監査役 太田 志津子
執行役員 木村 孝
執行役員 千葉 郁夫

主な役職者名

本社工場
帯広市西22条北1丁目2番5号
芽室工場
河西郡芽室町東7条10丁目
小清水営業所
斜里郡小清水町字小清水131番地17
美幌営業所
網走郡美幌町字稲美220番地14
美瑛営業所
上川郡美瑛町扇町232番地40
三川営業所
夕張郡由仁町本三川674番地
倶知安営業所
虻田郡倶知安町字比羅夫60-1
芽室中古センター
河西郡芽室町東7条10丁目
本社サービスセンター
帯広市西22条北1丁目2番5号
士幌サービスセンター
河東郡士幌町字士幌西2線170
豊頃サービスセンター
中川郡豊頃町中央若葉町14
芽室サービスセンター
河西郡芽室町東7条10丁目

支社・支店関連会社等

沿 革
1909年 山田農機具製作所を創立
1916年 太田農機具製作所創立
1967年 東洋農機株式会社設立
1979年 中小企業研究センター特別賞受賞
1979年 芽室工場完成
1980年 ポテトハーベスタ TPH-7発売開始
1996年 けん引スプレーヤ 発売開始
1997年 カーポート事業開始
2002年 ポテトハーベスタ TOP-1発売開始
2007年 知財で元気な企業2007(特許庁)に選ばれる
2009年 創立100周年
2009年 国産馬鈴薯新栽培システム発売開始
2012年 ストーンピッカー 発売開始
2015年 組立・塗装工場完成

東洋農機

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