勝毎ビジネス -KACHIMAI BUSINESS-

北海道十勝の企業情報サイト「勝毎ビジネス」

勝毎ビジネスは地元経済の専門サイトとして、ローカルな企業情報を提供します。十勝には、商工業にかかわる1万6000余の事業所があります。その中には全国、世界へ飛躍する企業も存在し、基幹産業である農業の発展とともに注目されています。人口減少という地域課題を抱えているものの、豊かな自然に恵まれた大地を背景に、さらなる発展の可能性を秘めた十勝。U・I・Jターンを誘発し、地域がより豊かになることを目指し、積極的に情報を発信します。

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株式会社エヌシーおびひろ

旭川進出で道東・道北全域業務エリアに

 日商連系の信販会社。その歴史は1951年に協同組合帯広連鎖店設立から始まる。地元経済の発展と共に業務エリアの拡充を図り、事業継承や組織統合などを経て、現在は本社を帯広に置き、北見、釧路、網走に支店を設け、5700の加盟店と約13万人のカード会員を有する。2013年に取得した旧北洋銀行帯広大通支店跡地(市大通南9、約545平方メートル)を札幌市内の企業に貸与し、無人コインパーキングを開設。将来的には、隣接地の取得も検討しており、商業施設の開発も視野に入れている。また、4月には、旭川市内に支店を開設。業務エリアを道東・道北全域まで広げ、さらなる業績向上を図る。

十勝の社長に聞くTop Interview
十勝の社長に聞く

Vol.1 キャッシングからショッピングへの転換

Vol.1 キャッシングからシ…


会社を取り巻く環境の変化と業況―
 多重債務問題をきっかけに、2010年に貸金業法改正による総量規制の実施、改正割賦法が完全試行された。法律改正前は、キャッシング(小口融資)の収益比率は45%程度だったが、法律改正後の現在は30%程度と、およそ15ポイントもキャッシングの収益比率が低下した。そうした現状で、キャッシングの収益比率を伸ばすことよりも、ショッピング(個品ごとに契約を交わす割賦販売)の会員を増やす方向に、ビジネスモデルを大きく転換し、収益は安定してきている。

窓口での日常決済さらに推進
NCカードの商品戦略―

 現在、NCカードの加盟店数は5700店、会員数は12万8000人。会員数は右肩上がりの状況にはなく、現状維持、横ばいの状態にある。会員数を今以上に増やすことよりも、会員数を現状維持しつつ、NCカードの利用率を上げることに心を砕いている。利用率は現在、70%弱ほどとなっており、店舗窓口での日常決済をさらに推進することで、さらに利用率は上がると考えている。

不動産事業の現状―
 (NCカード発行、個品割賦、各種ローンやギフト券販売以外の)不動産賃貸事業は、あくまでもサイドビジネスであり、純資産の範囲内で投資の範囲を定めている。現状では13物件、177戸の賃貸管理をしているが、積極的に拡充するのではなく、現在、管理保有している物件の延長線上にあるものについて、しっかり対応していく。

Vol.2 店頭とWEB組み合わせた特典やサービス

Vol.2 店頭とWEB組み合…


業績向上への取り組み―
 大手のカード会社は、インターネット上でのWEBサイトによる取引や決済機能は優れているが、その反面、顧客と直接対話することができる店頭を持っていない。例えば、ローカルな地域では顧客の高齢化が進んでいるが、お年寄りがインターネットを通じて取引や決済をすることは困難と考える。店頭で、顧客にしっかりと取引内容等を説明し、各種サービスや特典を受けられるように誘導することで、誤った方向でクレジットを使うことを防ぐことが出来る。店頭を持っているこは、ローカルな地域にある会社の強み。今後は、WEBサイトと店頭を組み合わせた特典やサービス提供を目指している。WEBサイトは、大手のカード会社が行っているものの中で、効果が高かったものや便利なものを選んで対応する。
 販促活動については、今やっているものをしっかりと続けていく。ローカルな地域ならではの販促活動では、「ベタ付き」と称する買い物をすれば必ず景品がもらえる仕組みのプレゼントセールがあるが、これは今後も継続する。大きなイベントは年2回実施しているが、利用ポイントなども含め、現行の販促活動はしっかりと続けたい。将来的には、WEBサイトを通じた特典も絡めて提供できれば、顧客が若年層であっても利用してもらえると考えており、準備を進めている。

「盆踊り」や「市民オペラ」応援
地域貢献に対する考え―

 地域貢献で一番大事なのは、持続可能であることだと思う。一過性のものではなく、持続性が高いものに取り組む姿勢でいる。例えば、「おびひろ盆踊り」、「帯広市民オペラ」などは、地域に定着するまで長く応援を持続できる地域貢献だと考えている。

Vol.3 8日間以上の連続有給休暇義務化

Vol.3 8日間以上の連続有…


雇用や労務面の指針―
 まず、社内的に「残業をしない会社」を推奨しているため、残業はほとんどしません。そして、社員の健康面の配慮から社内は全面禁煙にしている。また、出先が旭川、釧路、北見、網走にあるが、転勤制は基本的に導入していない。あくまでも勤務地で採用し、勤務地で働いてもらう勤務地制をとっている。家族の事情などで転勤できない人の中にも仕事の能力が高い人がおり、そうした人材を確保するための措置。このほか、連続有給休暇をとってもらうため、シフト制を敷いて、最低でも連続8日間以上の有給休暇を義務化している。
 同族企業ではないので、誰でも社長、役員になれるチャンスがある。会社の成長戦略をしっかりと描いて、それを実現できる方法論を持っている人であれば、誰でも社長や役員になれる。そんな希望や可能性を求める人たちに、社員になってもらいたいと思っている。

所 紀夫(ところ・のりお)

所 紀夫(ところ・のりお)1959年8月30日、帯広市生まれ。株式会社エヌシーおびひろ代表取締役社長。帯広畜産大学畜産学部卒。83年に前身の協同組合帯広連鎖店入り。2003年に取締役、常務、専務を経て、09年6月、副社長。10年6月から現職。11年5月、株式会社エヌシー日商連北海道取締役。14年5月、株式会社帯広緑化振興公社取締役。15年3月、帯広カントリークラブ常務理事。

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企業情報Information
企業情報

法人名 株式会社エヌシーおびひろ
エヌシーオビヒロ
創業 1963年(昭和38年)6月
代表者 代表取締役社長 所 紀夫
業種 クレジットカード事業、不動産賃貸業
従業員数 81人
所在地 〒080-0015
帯広市西5条南14丁目5番地
TEL 0155-23-1361
FAX 0155-24-0075
WEB
出資金 4953万円
初任給・ 賞与 大卒 176,800円
賞与2.5カ月~4.8カ月
当期
純利益
2014年3月期 8463万円
2013年3月期 1億3331万円
2012年3月期 1億4376万円
2011年3月期 1億1486万円
2010年3月期 1億451万円
福利厚生 社会保険、雇用保険、中退共
代表取締役社長 所 紀夫
取締役会長 岩野 洋一
専務取締役 萩原 正規
専務取締役 曽我 彰夫
専務取締役 三木 秀雄
専務取締役 道西 義彦
専務取締役 早川 宏史
専務取締役 山下 司
取締役 黒田 拓実
監査役 笹井 祐三
監査役 田村 昇

主な役職者名

NCきたみ
北見市北2条西4丁目15番地
NCあばしり
NCあばしり 網走市駒場南7丁目1番6号
NCくしろ
釧路市北大通11丁目2番地2
NCあさひかわ
旭川市二条通7丁目227番地1
マルカツデパート1F

支社・支店関連会社等

沿 革
1951年 協同組合帯広連鎖店設立
1963年 株式会社帯広クレジット設立
1987年 事業主体を協同組合から株式会社エヌシーおびひろへ事業継承
2008年 組織統合による株式会社エヌシーおびひろが誕生。協同組合帯広連鎖店・株式会社シアーズ・株式会社帯広劇場を株式会社エヌシーおびひろに一本化
2010年 釧路日商連を吸収分割によりクレジットカード事業を継承。釧路支店新店舗落成、エヌシーくしろとして営業開始
2011年 北見支店、網走支店をNCきたみ、NCあばしりへ店舗名変更
2015年 旭川市マルカツデパート内にNCあさひかわ営業開始

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