勝毎ビジネス -KACHIMAI BUSINESS-

北海道十勝の企業情報サイト「勝毎ビジネス」

勝毎ビジネスは地元経済の専門サイトとして、ローカルな企業情報を提供します。十勝には、商工業にかかわる1万6000余の事業所があります。その中には全国、世界へ飛躍する企業も存在し、基幹産業である農業の発展とともに注目されています。人口減少という地域課題を抱えているものの、豊かな自然に恵まれた大地を背景に、さらなる発展の可能性を秘めた十勝。U・I・Jターンを誘発し、地域がより豊かになることを目指し、積極的に情報を発信します。

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宮本商産株式会社

 本社旧社屋の赤れんがの建物が企業シンボルとして親しまれている宮本商産。1903年、故宮本富次郎が製麺や食品小売店として開業した。2代目の故宮本義雄ともに2人の帯広商工会議所会頭を輩出し、十勝の経済界もけん引した。 
 酒・米穀、石油卸、機械販売を軸に総合商社的な性格を有しながら、雑穀仲買、清涼飲料水製造販売、ハンバーガーショップ経営など、常に時代を読みながら事業を展開してきた。現在はメガソーラーなどエネルギー、エコ部門への進出を模索。2011年には、全国で初めてガソリンスタンドに太陽光発電と蓄電池設備を導入し、13年には幕別町内に出力1.5メガワットのメガソーラー施設を建設した。将来への先見の明と決断力を磨きながら、今後も業容の拡大を推し進める。

十勝の社長に聞くTop Interview
十勝の社長に聞く

Vol1. 石油業界の市場動向

Vol1. 石油業界の市場動向



 業界は過当競争。マージンがない状態で商売し、ガソリンスタンドの経営は厳しい。その中でオイルやタイヤ、タイヤ交換で利益をカバーしている。油と車社会は一体化している。
 国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)で、2020年以降の地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」が採択された。電気、燃料自動車にシフトしないと、温室効果ガスを削減できない。またスタンド経営者は、原油も出ないのでさらに厳しい。急速充電器や水素ステーションの設置を考えなくてはいけない。

主力商品の現状と展開
 去年や一昨年は原油価格が上がっていたので、売り上げも高かった。今年の価格はその半分だ。油はスタンド以外に業務用もあり、売り上げの6~7割を占めている。油と車、ガスの3本柱の事業を崩すつもりはなく、枝葉が出れば幸いだ。ただ、異業種への参入も検討せざるを得ない。

新エネルギーへの参入と見通し
 今後のスタンドは太陽光発電(ソーラー)や蓄電池、急速充電器へ変化すると考える。2011年には、西帯広のガソリンスタンドに太陽光発電と蓄電池設備を導入した。その年に東日本大震災が起き、電気が消えてもスタンドは動いて画期的だと感じた。
 その後、原発や再生エネルギーをどうするかという話が出た。CO2削減のため、新しい燃料で対応しようと、13年には(幕別町内に)出力1.5メガワットのメガソーラー施設を建設した。一般家庭でもソーラーをつけて蓄電器で賄うと電力の使用が減ると考え、今後も主体的にやっていきたい。CO2削減のひとつの方法にもなる。

Vol.2 今後の事業戦略

Vol.2 今後の事業戦略



 十勝は農業王国だが、今年は台風が来た。田畑以外で、「植物工場」で効率よく作物を栽培することも考えなくてはいけない。新たな商売としては、電力を扱っているので水道光熱費も抑えることができる。
 「赤レンガ」の愛称で知られる旧本社ビルもある。夏にはビアホールとして開放し、花火大会のときには賑わった。ジャズの生演奏も行い、活用しない手はない。国の「登録有形文化財」指定を目指して、文化庁から指定されるどうかが来春に決まる予定で、決定した時点で活用について検討したい。

企業理念と先見性
「平和、誠意、努力」が初代社長の故宮本富次郎から引き継がれている言葉。100年の歴史がある会社で、今年で113年を迎えた。後の人に引き継ぐプレッシャーはある。
 富次郎は明治36年(1903年)、常に新しいものを求め、先見の目を持っていた。2代目の故宮本義雄も同じで、札幌に進出。ハンバーガーショップや日本料理店、ガソリンスタンド経営に早々に取り組んだ。我々もそれを頭に置いて商売をやっていく。

Vol.3 次代を担う人材育成

Vol.3 次代を担う人材育成



 古い企業で、社員が自分から発言する(雰囲気の)会社ではなかった。自ら声を出すように変えていくのに苦労した。忌憚のない意見が出てこないと、トップダウンとなって押し付けられたという印象になる。それを改善したい。

新規採用と地域活性化
 まずは人が来ないと育成まで及ばない。地元に根を下ろした採用は、少子高齢化や人口減少対策にもつながる。生まれ育った十勝でどう生活し、地方活性化するかを真剣に考える若い人が増えると助かる。

平征浩(たいら・まさひろ)

平征浩(たいら・まさひろ)1946年、広尾町生まれ。宮本商産株式会社代表取締役社長。広尾小、広尾中、広尾高校、立正大学経済学部卒。河合楽器製作所、イズヤパンを経て、2002年に宮本石油自販に入社。 宮本商産株式会社と宮本石油自販株式会社が07年に合併し、10年から現職。帯広法人会副会長の税務委員長、帯広石油業協同組合理事、帯広エルピーガス協同組合理事長。北海道エルピーガス協会十勝支部幹事。

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企業情報Information
企業情報

法人名 宮本商産株式会社
ミヤモトショウサン
創業 1903年(明治36年)
代表者 代表取締役社長 平 征浩
業種 プロパンガス、灯油、ガス・暖房器具など販売、ガソリンスタンド・軽油・重油・潤滑油全般、新車、中古車販売・損害保険、太陽光発電・風力発電設備、蓄電池など
資本金 4500万円
従業員数 56人
所在地 〒080-0012
帯広市西2条南5丁目1番地
TEL 0155-23-2991
FAX 0155-26-1711
WEB
MAIL miyashou@f1.octv.ne.jp
年商 2016年3月期 17億0036万円
2015年3月期 19億9015万円
2014年3月期 23億1850万円
2013年3月期 20億9107万円
2012年3月期 20億8633万円
代表取締役社長 平 征浩
常務取締役 山口 良治
取締役 松山 博慶
取締役 中田 浩司
取締役 加藤 稔
取締役顧問 松村 裕弘
監査役 竹川 博之

主な役職者名

帯広西SS
帯広市西2条南5丁目2 / 0155-22-7102
帯広南SS
帯広市大通南27丁目1 / 0155-22-6407
ウエスト203SS
帯広市西20条南3丁目57-1 / 0155-34-2226
押すと417SS
帯広市東4条南17丁目11 / 0155-24-4170
緑陽SS
帯広市南の森東2丁目12-12 / 0155-49-2000
シャトル大樹SS
大樹町東本通31 / 01558-6-2203
マツダオートザム宮本帯広
帯広市西3条南5丁目14 / 0155-24-1181
カー板金王ミヤモト
帯広市西23条南1丁目121―1 / 0155-38-8877

支社・支店関連会社等

沿 革
1903年 帯広で創業。製麺業を本業に、食料品の小売を開始
1916年 英国系シェル石油と特約し、石油製品の販売を開始
1918年 帯広市西2南5の現在地に赤レンガの新社屋を建築
1953年 帯広西SS開設
1960年 プロパンガスの販売開始
1982年 車両販売センター「カーフレンドミヤモト」を開設
1989年 オートザム帯広中央を開店。新車の販売を開始
1994年 宮本石油自販株式会社設立
2002年 「カー板金王ミヤモト」 工場設立
2011年 西給油所に太陽光発電・蓄電池導入
2013年 幕別で1.5MWメガソーラー稼動
2015年 本社屋上に太陽光発電、風力発電設置、稼動。本社内蓄電池設置、稼動
2016年 芽室で300kW太陽光発電設備稼働

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