勝毎ビジネス -KACHIMAI BUSINESS-

北海道十勝の企業情報サイト「勝毎ビジネス」

勝毎ビジネスは地元経済の専門サイトとして、ローカルな企業情報を提供します。十勝には、商工業にかかわる1万6000余の事業所があります。その中には全国、世界へ飛躍する企業も存在し、基幹産業である農業の発展とともに注目されています。人口減少という地域課題を抱えているものの、豊かな自然に恵まれた大地を背景に、さらなる発展の可能性を秘めた十勝。U・I・Jターンを誘発し、地域がより豊かになることを目指し、積極的に情報を発信します。

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株式会社共成レンテム

「レンサルティング®」掲げ事業幅広げる

 1963年に電気配線工事業及び電機品の修理事業を目的として、共成電機産業を設立。業務を拡大しながら業績を伸ばし、90年に現在の社名に改めた。2005年に建設機械レンタルで業界最大手の株式会社アクティオとの包括的業務提携契約を締結し、全国におよそ600拠点、道内でもグループで100拠点超の営業ネットワークを構築。多岐にわたるアイテム数と物量、技術スタッフによる修理体制も含め、サービスの差別化を図りながら進化を遂げてきた。レンタルとコンサルティングを合わせたアクティオグループ共通の造語「レンサルティング®」を掲げ、レンタル業ばかりではなく、近年は農業分野にも事業の幅を広げている。

十勝の社長に聞くTop Interview
十勝の社長に聞く

Vol.1 グループシナジーを発揮

Vol.1 グループシナジーを…



― 震災復旧、五輪関連、台風復旧など業界には追い風が吹いている

 足元の業績を見ると、道内は台風復旧や新幹線延伸や民間事業の活況もあり、当面いいだろう。反面、機械の不足は顕著。当社はアクティオグループとしての力で、本州から機械を調達するなどして確保しており、グループシナジーも出ている。ただ、人口減少や都市一極集中など課題がある中、建設業界も長い目でみれば厳しい。

― 昨年アクティオの完全子会社になった。あらためて狙いを

 両社は包括事業連携を結び、協力関係にあったが、今まで以上に協力関係を強固にしていく。共成レンテムは元来、地域密着を強みにネットワークを広げてきた。逆にアクティオは大型プロジェクトに強く、物(機械)なども多く持っているのが武器。ただ、道内では売り上げボリュームで2番手で、足りない部分はある。人的交流を盛んに進め、建設機械を共同で保有し、さらに効率化を図る。

― エリアが重なる拠点も多い。拠点の見直しも課題では

 共成レンテムは73拠点あり、アクティオの20拠点とすべて重なっている。(子会社化の)最大の目的はアクティオグループとしてエリアシェアを最大化すること。北海道は今後も共成ブランドで営業展開するのは間違いないが、共成が好きな人いれば、アクティオが好きな人もいる。2ブランドを1つにすればいいわけではない。たとえ一部でもお客さまを失うことは避けたい。そういう意味で、(統合は)慎重に長期的に進めていく。
 中長期目標として今の売り上げを5年後までに1.5倍にする。そのためには年間10%ずつ成長しなければならない。設備投資や採用、営業戦略もたてなければならない。

Vol.2 事業への取り組み

Vol.2 事業への取り組み



 ―リース以外の事業にも取り組んでいる。ゼオライトの製造販売は、福島の原発事故の際に注目された。

 現在は落ち着いている。ゼオライトは約20年前から取り扱ってきたが、単体で販売を拡大するのは難しい。現在は凝集剤として活用した「濁水処理システム」も提案している。
 ゼオライトのほか、農業機械レンタルやコントラクター(農作業請負)といった農業分野を合わせ、アグリ事業部としており、当社として今後、太い柱にしたい思いはある。ここまで農業分野にしっかり取り組んでいるレンタル会社はない。高齢化や技術者不足、情報化など農業も建設業も抱える課題は一緒。アクティオグループの武器になる。売り上げボリュームは全体のまだ数%だが、最低でも5%に伸ばしたい。
 他にイベントサービス事業部もある。最近では、アクティオが協賛した今年2月の冬季アジア大会で、ハウスの仮設を相当請け負ったが、共同で対応した。グループの力で今後も仕事を開拓することはできると思う。

― 人材不足は深刻だ

 新卒に関しては今年は5人、会社として10人はとりたいところ。今年2月に所長を集めた決起大会では「CS(顧客満足)、ES(従業員満足)を両方高めていく」と表明。この春、臨時賞与を出した。また、今月にはベアを実施した。いずれも過去あまりなかったこと。各種手当もプラスに見直している。現在、業績がいいからできる面もあるが、社員が気持ち良く働ける。やった分だけリターンがあると定着させてたい。
 また、人材育成に力を入れている。アクティオグループは以前から、社内で幹部育成教育をやっていて、今年度から当社の社員も参加する。また、会社負担での通信教育の受講を制度に取り入れた。人の成長イコール会社の成長と考えている。アクティオのいい部分は取り入れる。

Vol.3 社長として

Vol.3 社長として



― 社長となって変化はあったか

 本を読んだり、勉強しているが、まだ半年なので正直、見えない。心がけているのは、社員が仕事をしやすく、前向きに考えられる雰囲気を作っていくこと。なるべく笑っているようにする。難しい顔はしない。また、アカウントビリティ(説明責任)も配慮している。社長の言動、行動は常に見られている。いつでも説明できるように準備している。

― 仕事以外の時間の過ごし方は?

 社会人になってから始めたマラソン、そして一昨年からトライアスロンにも挑戦している。週末は泳いだり、走ったりと結構忙しい。フルマラソンはこれまで10回以上出場した。また、水泳の息継ぎができなかったのを、トライアスロンをするため、ユーチューブを見ながら2年かけてクロールを習得して始めた。3種目ともバランスよくトレーニングしないと結果が出ないので、時間のマネジメントも大切だと感じている。それは仕事にも通じる。

高野博勝(たかの・ひろかつ)

高野博勝(たかの・ひろかつ)1970年群馬県邑楽町生まれ。県立太田東高、神奈川大外国語学部卒。93年アクティオ入社。98年東京営業所長。2006年長野支店長、11年営業企画部長を経て、16年共成レンテム出向し経営企画部室長、17年1月から現職。妻と中2娘、中1息子を東京に残し単身赴任。フルマラソンの最高記録は3時間34分。

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企業情報Information
企業情報

法人名 株式会社共成レンテム
キョウセイレンテム
創業 1963年(昭和38年)10月25日
代表者 代表取締役執行役員社長 高野 博勝
業種 建設機械レンタル他
資本金 5億0000万円
従業員数 651人
所在地 〒080-0048
帯広市西18条北1丁目14番地
TEL 0155-33-1380
FAX 0155-34-6643
WEB
年商 2016年12月期 170億4700万円
2016年3月期 202億9600万円
2015年3月期 219億2600万円
2014年3月期 226億0400万円
2013年3月期 192億2100万円
2012年3月期 179億2200万円
2011年3月期 152億4400万円
2010年3月期 159億6800万円
代表取締役会長 小沼 光雄
代表取締役執行役員社長 高野 博勝
上席執行役員 和田 剛
上席執行役員 船曳 重人
執行役員 堀 一敏(開発事業部長)
執行役員 富田 昌晴(営業本部長・北海道営業部長・イベント事業部長・特殊事業部長)
執行役員 森 啓貢(管理本部長・管理部長・機械部長)
執行役員 西木 裕貴(情報システム部長)
監査役 佐原 正浩
監査役 岩井 正尚

主な役職者名

沿 革
1963年 共成電気産業株式会社を設立。電気配線工事業、修理事業を営む
1971年 建設工事の電器品中心にレンタル業を開始
1975年 建設機器のレンタル業を本業に切り替え
1979年 株式会社小西機械と提携
1980年 共成産業株式会社に改名
1983年 株式会社小西機械の全株式を取得
1990年 商号を株式会社共成レンテムに変更
1991年 社団法人日本証券業協会に店頭登録
1993年 1997年満期スイスフラン建転換社債を発行
1997年 本社社屋及び帯広営業所工場を新設
1998年 営業年度(決算期日)を変更。土壌改良材のゼオライトの生産・販売を開始
2001年 東京証券取引所市場第二部上場
2005年 株式会社アクティオと包括的業務提携契約を締結
2006年 特殊事業部と営業推進部を設置。法務リスク対策室を設置
2009年 アグリ事業部を新設。開発事業部を新設し、営業推進部を統合。株式会社ユニバーサルハウスを設立(子会社)
2016年 株式会社アクティオホールディングスの完全子会社となり東証二部上場廃止

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