十勝の新車登録台数 2016年
帯広自動車販売店協会(高薄健会長)がまとめた2016年の十勝管内の新車登録台数は、前年比2・5%増の1万3239台となった。軽自動車が前年を割ったものの、普通車などの登録車(排気量660cc超など)が同6・7%増と好調で、消費税や軽自動車税の増税の反動減を受けた15年を上回った。
登録車の新車登録届出台数は9035台。新型車が多く出たほか、ハイブリッド(HV)車やクリーンディーゼル車などの次世代自動車が2954台(同17・7%増)と年間を通じて好調だった。
登録車が前年比で増加したのは2012年以来で、9000台を超えたのも12年以来となる。
軽自動車は同5・4%減の4204台。特に1~6月は4月を除いて全て前年同月比でマイナスとなり、軽自動車増税の反動減のほか、三菱自動車による4月の燃費データ改ざんの影響があったとみられる。
一方7~12月の登録台数は徐々に回復。12月は同22・3%増の274台を記録している。
車名別の登録台数では4WDの新型車が発売されたプリウス(トヨタ)が前年比491台増の700台と圧倒的な人気。ノート(日産)の425台、フィット(ホンダ)の341台が続いた。
同協会の安藤政美専務理事は「春先に数字が前年割れしていた軽自動車も回復傾向にある。今年はモーターショーの開催など明るい話題もあり、登録車、軽自動車ともに前年を超えるのでは」と話している。
(中島佑斗)