勝毎ビジネス -KACHIMAI BUSINESS-

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十勝の新車登録台数(2006~2015年)

十勝の新車登録台数(2006~2015年)

新車販売前年割れ 後半回復、底入れか 2015年登録台数

 2015年の十勝管内新車登録台数は前年比9%減の1万2915台と、東日本大震災が発生した11年以来4年ぶりに前年割れした。消費増税による駆け込み需要の反動減や、軽自動車増税などが要因とみられる。ただ、過去10年で見ると6番目に多く、登録車は6月以降前年比増に転じていることから、統計をまとめた帯広自動車販売店協会(高薄健会長)は「増税の反動減から脱したのでは」としている。

消費税は14年4月に5%から8%に引き上げられた。15年4月には軽自動車税が増税された。

普通自動車などの登録車(排気量660cc超など)は前年比2・4%減の8469台。

1~3月と5月は前年を下回ったが、6月以降は7カ月連続で上回った。環境意識の高まりから、ハイブリッドやクリーンディーゼルなどの次世代自動車は同8%増加した。

軽自動車(同660cc以下など)は同19・3%減の4446台。14年は過去最多の5508台を記録していた。15年7月には同40・3%減と厳しい状況が続いているが、11月には16カ月ぶりに前年を上回り、回復の兆しが見え始めた。

15年の国内新車登録台数は、前年比9・3%減。内訳は、登録車4・2%減、軽自動車16・6%減だった。

同協会の安藤政美専務理事は「登録車は春先から回復傾向にあり、軽自動車を含め底を脱しつつある。17年4月の消費増税前の駆け込み需要も期待でき、今年は前年比プラスになるのでは」と話した。

十勝管内の昨年12月の新車登録台数は、登録車が前年同月比17・6%増の500台、軽自動車は同31・3%減の224台だった。
(池谷智仁)

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